小象の会では、今年の新たな試みとして、企業での禁煙活動を支援するための働きかけを行うことになりました。
先日の小象フォーラムをきっかけに、実現した企画です。
《国内製薬メーカー1社(T社:5月9日、テレビ中継を使い約150名、喫煙率15%程度)と医療用の卸メーカー1社(A社:5月23日、約30名、喫煙率50%程度)に対し、内田大学先生を講師に「禁煙を勧める講演」を行ってもらいました。企業への働きかけ活動としてしては小象の会としては初めてとなりますが、講演だけで終わらず、『正しい医療情報の提供で喫煙に対する意識の変容と禁煙への行動変容が起こるか』をテーマに、アンケート調査によりできるだけ科学的な社会実験にしようと企画しました。①事前アンケート(その企業社員の喫煙実態と喫煙に対する意識を聞く)、②講演直後のアンケート(講演後の意識変化と行動変容の決意、その理由を聞く)は2社の協力のもと既に行いました。さらに、③講演後3~6か月後に3回目のアンケート(時間経過による意識変化の継続性と行動変容の有無を聞く)を行う予定です。
結果が出ましたら皆様に報告いたします。
また、禁煙活動をこれからも広く行っていきたいと思います。(栗林)》
《私は前からタバコは吸いませんし、タバコの臭いは嫌いでしたが、特に禁煙の専門医というわけではありませんでした。
しかし、小象の会のフォーラムで、タバコ病に関する講演を行ってから、タバコの害について色々と勉強し、ますますタバコが嫌いになりました。この世の中からタバコがなくなればよいのにとさえ思っています。
さて、2013年の世界禁煙デーのテーマは「タバコの宣伝、販売促進活動、スポンサー活動を禁止しようban tobacco advertising, promotion and sponsorship」です。
コンビニでは若者が好みそうな爽やかなイメージのタバコパッケージが、こぎれいなライターなどの販売促進物とセットで売られています。一方、カナダでは、タバコのパッケージには75%以上の面積を使って、タバコの健康被害を訴える図表を使った警告メッセージを載せることが義務付けられています。
よろしければ、下記のリンクをご参照ください。http://www.smoke-free.ca/warnings/Canada-warnings.htm
早く日本も禁煙対策で諸外国に追いついていただきたいものです。(内田)》