小象の会医師による船橋市の高校生生活習慣病健診に千葉県医師会学術奨励賞が贈られました。
2007年10月、小象の会、篠宮、栗林、田所、松岡の4医師が行った船橋市の高校生生活習慣病健診に対し、千葉県医師会学術奨励賞が贈られました。
10月19日、20日に東京都で開催された日本肥満学会学術集会で、田所医師がこの健診について報告しました。
今回は私は今年の4月に皆さんにご協力いただいた市船での高校生の健診をもとに「高校生の健診における内臓脂肪蓄積」についてポスターセッションで報告して参りました。全国にも高校生の健診は少なく貴重なデータの提示だったと思います。この場をお借りしてご協力いただいた全ての方に感謝申し上げます。
内容の要点は健康な高校一年生において
1)超音波法による内臓脂肪蓄 積の判定を行うと全体の約1割に内臓型があること、
2)肥満度に関係なく男子の4人に一人、女子の3人に一人は脂肪肝が認められた事です。
アンケートから特徴を拾い出すことはできませんでしたが、15歳の健康な高校生の中で早くも危険因子の萌芽があることがわかりました。今後ますます積極的な啓蒙活動が重要になると思いました。
(田所医師)